イングリッシュ・コッカー・スパニエルのしつけ/トレーニング
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しつけコースに通う

犬を飼い始めてしばらくしたら、週1回のしつけコースに3ヶ月ほど通いました。トレーナーの人が、1クラス10頭程度の犬をトレーニングします。とにかく最初はわからないことだらけで、いうこともあまり聞いてくれない我がコッカー。

トレーナーは女性の方でしたが、結構厳しい指導をしていたので、辞めていく人もいました。自分はまあそんなものなのかなと思いつつ、他の犬に興味津津であまり動作を覚えられずに、引っ張られてばかりのコッカーに手を焼いていました。しかし、トレーナーさんが、リードを持って飼い主の横をゆっくり歩く練習をすると、なんとちゃんとできるではないですか!さすが、トレーナーさん。犬とのコミニケーションの仕方や、いうことを聞かせるテクニックを備えている。これはちゃんとやっておくべきだと、確信しました。

トレーナーさんがやっていた事は、例えば「待て!」の命令の際は、「待て!」の命令とともに、若干強めにリードを引きます。そして、犬の顔(目)を見て確認させます。これだけで、飼い主が自分に何かを伝えている事、そして今止まっている事を認識させます。これを反復練習する事で、徐々に覚えていきます。ちゃんとできたら、ご褒美のおやつをもらえると覚えたら、次の段階に進みやすいでしょう。実際に犬が命令を聞いているときは、こちらの目を見ていますし、動作を見ています。暴力的なのはいけませんが、最初はやはり少し厳しく接するようです。

引っ張り癖のイングリッシュ・コッカー・スパニエル

イングリッシュコッカースパニエルは、街で見かけても、飼い主より先に歩き、そこら中の匂いをかいて地べたを這っています。つまり、飼い主は引っ張られているケースが非常に多いのです。うちも全く同じで、しつけコースで学んだ、飼い主の横をスピードを合わせて歩くことが非常に難しく、一番苦労しました。いや、今でもたまに苦労しています。

でも、できないわけではありません。トレーナーさんに習ったように、ちゃんと目を見て教えてあげることで、だんだんということを聞いてくれます。子犬のうちは、やはりおやつを常に携帯して、うまくできたらご褒美をあげる。という風にしていくと、そのパターンを覚えていきます。うまくできない時は、その場に止まって、落ち着かせます。なぜ散歩をストップしたのか、だいたい顔を見てきますので、根気よく教えていくと、わかってくれるものです。

他の犬に出くわしたら

自分一人で散歩している時は、特にストレスもないのですが、やはり他の通行人や犬に出くわすことも多いです。通行人は通り過ぎている人は問題なく、私に話しかけてくる場合は警戒して少し吠えますが、不審者じゃないと確認すると大人しくなります。

問題は、他の犬ですが、何度もコンタクトしている犬の場合は、既に確認済みということで、吠えたりはしません。しかし、自分の散歩コースに知らない犬がいると、やはり吠えますが、お互い匂いを確認し合ってOKな場合と、怒ってしまう場合があります。

トラウマも

まだ子犬の頃に、Finoより小さいシーズー犬にアタックされて、軽く噛まれたことがあります。それ以降、5年近く経つ今でもその犬を見ると怒り出してしまいます。よっぽど頭にきたのでしょうね。今ではその犬よりも体がでかくなったので、向こうも少し控えめな感じで吠えますが、人間も同様に相性だけはあるようです。初めてでも全く問題ない犬もいて、違いは何かはっきりとはわかりませんが、うちのFinoの場合、黒い大型犬はどうも怖いようです。ロットワイラーやジャーマンシェパードなど、物怖じせず歩いている姿に圧倒されています。そうした場合は、道路の反対側に移動するか、別の道に行くかしてなるべくトラブルを避けるようにします。安易にコンタクトさせようとすると、喧嘩になることもありますので、その辺は経験して見極めましょう。

まずは信頼関係を築く

犬のしつけも様々な段階がありますが、やはり第1に飼い主との信頼関係を築くことが大切になってきます。家の中でも、誰が一番厳しいか、甘いかなど、犬はよーく見ています。しかし、ダメなことはどの家族でも、はっきりとダメと言わないと犬が判断を迷ってしまう上、結局言う事を聞かない状態になってしまいがちです。その辺は、きちんと家族内でも決めておいたほうがいいでしょう。

犬は飼い主に似る、と言いますが、本当にそう思うことがあります。怖がりの飼い主の犬は、やはり怖がりだったりします。子犬の頃ちゃんと叱ることができずに、命令を全く聞けない犬も知っています。我が家も初心者でうまく行かないことが多々あり、教え方を失敗したこともあると思いますが、信頼関係は築けているかなと思います。しつけコースはたったの3ヶ月でしたが、毎日のコミニケーションがトレーニングにつながっているのだと信じています。今後も根気よく付き合っていきたいと思います。